ピッチャーライナーが飛んで来たら(この企画大丈夫ですか?)
毎年この時期になるとどこかでお目にかかる
「プロ野球選手対女子ソフトボール投手」の対決
慣れていないのでまず打たれないという前提でやられている企画ですが、毎年これを見るたびに恐怖感を持ってしまうのは私だけでしょうか?
今年もやっていましたね。
もしピッチャーライナーが飛んで来たら
この中田翔選手のスイングを見て、「これもしバットに当たって、ピッチャーライナーが飛んで行ったら大けがになる!」と思ってしまいました。
ボールの軌道が違います。距離が近くてスピード感やタイミングの取り方が違います。
だからソフトボールのピッチャーのボールは、野球選手には打てないと決めつけていいのでしょうか?
たしかに慣れていないので、年1回くらいの対決ではなかなか打てないということが、もう何年も続いています。
110キロのスピードのボールって
けれど野球換算で160キロとかいうのはあくまでも体感であって、このビデオにもあるようにスピードガンの数字は110キロ程度です。
みなさんはバッティングセンターに行ったことがありますか?バッティングセンターで100キロや110キロのボールの打席に立ってみてください。すごく遅く感じると思います。
そうなんです、110キロはそんなに速くないんです。だから女子でも打てるんだと私は思っています。
プロ野球の選手ってどんなレベル?
そして日本で一番バットを振るのが上手な人がプロ野球選手です。その中でも飛びぬけた選手である日本ハムの中田翔選手やヤクルトの山田選手が、バッターボックスに入ってフルスイングしているんです。
ある意味フルスイングしてくれているから、バットの芯に当たる確率が低くなっているとも言えますが、パンチショットのように当ててこられて、その打球がピッチャーライナーとして彼女たちに向かっていくことを、この企画を考えているテレビ局の方や、企画を受けているソフトボール関係者の方は想定したことがあるのでしょうか。
それとも「ピッチャーライナーは打たないでください。」というリクエストがあって、このプロ野球のトップ選手はそれが出来る方たちだったら、それは無用な心配で終るんですけどね。
男子のピッチャーでも、男子が打ったピッチャーライナーには反応できないくらい、今のバットとボールは危険です。
ここに出場している選手たちは、今日本でソフトボールをしているどんな強打者よりもスイングスピードも速くて、パワーもある強者たちです。まともに当たったどんな打球が飛び出すか想像もできません。
そうであるにもかかわらず、テレビに映っているのは女子のピッチャーとプロ野球選手です。東京オリンピックに向けて機運を高める企画としては、これからも続いていくんだと思いますが、どうか事故などが起こらないように十分に配慮して行ってもらいたいと、余計なお世話とは思いましたが書かせていただきました。
慣れたら彼らは簡単に打ちますよ。ただソフトボールが打ててもお金にはならないので、練習してまでソフトボールが打てるようにはしないだけです。
現にチェンジアップを3球続けたら、最後は体制を崩して拾っただけですけどボールはソフトボールのホームランの距離を簡単に超える距離飛ばせるんですからね。
プロ野球選手恐るべしです!