2022.6.12(日)シニアソフトボールをなめた結果天罰を受ける
先週お知らせしたように2022年6月12日(日)は試合に参加することになりました。ただ試合に対して真摯に向き合い、きちんと準備をしなかった私にソフトボールの神様が天罰を下してくれました。それも一つではなくていくつもでした。
雨になってくれ!の願いかなわず
週明けから日曜日の天気予報は何度か変わりました。晴れが雨になり、曇りになり、一時雨になって順延になってくれないかと思っていました。でも結局はピーカンの晴天、それも気温30度。もう笑うしかありません。
先々週の金曜日会社の車を洗っていて発症した腰痛ですが、やっぱり無理したんでしょうね、先週になってどんどん悪化しました。金曜日が最悪で座って仕事してると、次あ立ち上がることが難しいくらいになっていました。
火曜日あたりから針打ったり、酸素カプセルに入ったりとやってはいましたが、腰痛自体は収まっていませんでした。ただ痛みの場所が狭まってきて最後仙腸関節だけに痛みが限局されてきましたので、ここをどうにかすれば何とかなるとは思っていました。
土曜日も仙腸関節の動揺と痛みは変わらず、このままだとソフトボールすることは無理と思っていました。土曜日は仙腸関節を狙って強めの針を打って(手を後ろに回して打つので、手探りなんですけど)、極力座らないように気をつけながら仕事していました。ただこんな日に限ってお米を運ぶ日になっていて、30キロの米袋4個運ぶことになってしまいました。怖々やっているので大事になることはありませんが、それでも30キロがいつもよりかなり重く感じたことには変わりありません。
なので出来ることなら雨になって順延になってくれないかな?という淡い期待をしていましたが、見事に晴れてしまいました。
傲慢な考え
体調が良くないことで、いろんなことをネガティブに考えてしいます。ゴムボールは投げてない。投げてもまったく指にかかる雰囲気がない。14.02からしか投げてない。変化球は今年1球も投げていない。
試合の準備をしていないんです。試合に行こうとも思っていませんでした。ただ今年のボールが去年より良いことは実感してましたので、「まあ何とかなるだろう。」と思っていたのは否定しません。これが一つ目の傲慢な考えです。
さらに私がこの年になって「球速、球速」と言っているのは、60歳を過ぎた相手ならスピードボールだけで抑え込めるだろう、抑えてみたいという、それこそ傲慢な欲望があるからです。何も考えず、コースなども狙わずに思いっきりスピードボールを投げ込んでバッターを圧倒する。こんな姿を想像しているんです。
でもシニアのソフトボールはそんなに甘いものではありません。プレートの距離が1メートル近く短くなるということは、確かにボールの到達する時間は短くなりますが、ボールが変化する距離も短くなるということです。
私の今年のボールを見てくれている人は良く分かると思いますが、私のボールに勢いがある時はホームベースからキャッチャーミットまでのところに勢いがあります。それが1メートル短くなるということは、その伸びのある、変化しているところはなくなるってことですよね。
変化球なんかはそもそも練習してないので曲がるはずもないですし、そもそもたいした変化球は持っていません。でもシニアの距離で対バッターを想定した投げ込みをせずに試合に行って、抑えようと思っていること自体間違っています。
シニアのソフトボールをなめてはいけません。なかなか大振りはしてこないので空振りを取れる確率は下がりますし、コツコツ当ててくるバッティングに飛ぶバットがやっかいです。
分かっているんです。そんなに簡単じゃないことは。でも今年の良い時の勢いのあるボールなら、そうは打たれないだろうと思いあがっていたんです。腰痛がここまで悪くなるまでは・・・でもこの身体だと思いきった動きは出来そうもないしと思い始めた途端に、悪いイメージばかり思い浮かぶようになっていました。
当日も準備不足
日曜日の朝起きてみると意外に動けました。昨日までの朝の腰とは違います。自分の治療師としての腕に感心しながら、準備を始めました。怖さは消えていないので腰周辺には入念にテーピングを施しました。ここまでは良かったんです。
問題はここからでした。想定される試合は1試合でした。着替えはどうしようかな?と思いましたが、この日の気温は30度の予報でしたので、軽くアップして軽く投げるくらいだから着替えはいいか!気温も高いし乾くだろう!これがミスの始まりでした。
アップしてたらゆっくり動く分には大丈夫なんですが、急な動作は無理で、さらに早く走ると腰に響くのでダッシュは断念しました。軽くキャッチボールして慣らしの意味もあってシニアの距離から投げてみることにしました。近いんですけど投げにくい。
そんなことをしていたら「ちょっと軽くフリー投げてみろ。」と言われました。「試合前にフリー投げろって言う?」とちょっと気分ダウン。全くバッター相手に投げてないので、試してみろという優しい気持ちもあったんだとは思いますが、この気温の中でフリー投げるって有り?って思ってしまいました。
ちょっと意地になったので弘瀬先生がすぐに変わると言ってくれているのを遮って7人くらい投げたでしょうか?これがあとになってアクシデントを呼んでしまいます。結構な数を投げたのでもう大汗です。しかし着替えは持ってきていません。一応汗は拭いたものの試合会場のグランドに移動して休憩していると腹痛が襲ってきました。
汗で濡れたスパッツやシャツが冷えてきて、お腹を冷やしてしまったんです。これにはすぐに気が付きました。「しまった、お腹冷やした!」急な差し込みで下痢しそうな感じだったので、トイレに駆け込みました。幸い下痢にはなってませんでしたが、腹痛はおさまりません。タオルでお腹をカバーして、腹痛がおさまるのを待ちました。ちょっとましになったので、軽くジョグをして身体を温めます。もうこれからは動き続けて冷えないようにして腹痛が再発しないようにするしかありませんでした。
こうなると腰痛、腹痛とコンディションは最悪です。気持ちもダウンして試合に集中なんか出来るはずもありません。何をやっても上手くいかない試合開始前でした。
試合はさらに上手く行かない
いよいよ試合が始まりましたが、こちらも何かしっくり行かない状態でした。やはり試合は試合なので緊張もします。打たれたくはないんです。体調でも良ければ「良し、やってやるぞ!」と前向きになれるんですが、体調は最悪です。
ゴムボール、13メートルから探り探りで投げてみます。ボールが行けば何とかなるかもしれませんが、ボールも走りません。知らず知らずに力みを生んでいました。これではフォームもどうなっているのかさえ分からない状況でした。
普段の練習なら途中で止めて修正することも可能ですし、ダメなボールは「もう一丁。」と投げ直しができますが、試合ではそれも出来ません。そもそもそんな器用さは持ち合わせていませんから、一旦崩れてしまえばそのままです。
想定していた中の最悪の内容になってしまいました。試合に対してきちんと準備をしなかった者に対して、ソフトボールの神様が下された天罰でした。やはり人間謙虚でないといけません。
それではソフトボールに対して傲慢になってしまった愚か者に神様が下された天罰の模様をご覧ください。
ソフトボールしたくない!
月曜日の朝の目覚めは最悪でした。帰宅後しっかりアイシングしたものの腰痛は悪化していました。救いはついに今日四国地方が梅雨入りしたことです。しばらく雨が続きそうなので、この期間に身体を休めて腰を治すようにすること、傲慢になっていた心も調整して「また投げよう!」と前向きになれるようにすること。
まあ今年はもう試合もない(予定)なので、梅雨があけたらとりあえず105キロが出せるように頑張ってみるつもりです。今はとても「試合で負けないように練習しよう。」とは思えないので、自己満足の世界にしっかり浸って「105キロを出そう!」なら続けられるかなという気分です。
しかしまたソフトボールの難しさを教えられた1日になりました。練習のための練習をしている者に、試合は別物であること。勝つためには試合のための練習をする必要があるということを、今更ながらソフトボールの神様がご教示くださった貴重な1日になりました。
でもしばらくは試合はしたくありません(笑)