暮れも押し迫った12月27日、2021年最後のソフトボールマガジンが届きました。届いた誌面には珍しく男子がたくさん掲載されていました。
男子のカラー特集は珍しい
巻頭のカラーページに日本男子リーグの決勝トーナメントの様子が、結構詳しく掲載されていました。女子ならいざ知らず男子リーグがこんなに豊富なカラー写真で紹介されているのは、最近では珍しいですね。うれしい反面、いつもこれくらい取り上げてくれたらなあと思ったりもします。まあ世の中「ソフトボールは女子」と思っていますし、東京オリンピックの金メダルもありましたから仕方ないですね。
次に女子の全日本総合選手権の結果と男子の全日本総合選手権の結果もカラーで紹介されていました。
あっと驚く高知パシフィックウェーブの優勝
日本男子リーグの決勝トーナメントにも残れなかった高知パシフィックウェーブが、何と10年振りの優勝に輝きました。環境、選手層など男子の中では平林金属が飛びぬけてしまった現在では、なかなか高知パシフィックウェーブのようなクラブチームが勝つのは難しい時代になってしまっています。
まして今の若い選手たちは勝つことを知らない世代だとも言えます。高知に生まれ高知でソフトボールをやっていると、小学生、中学生、高校生と日本一をどこかで経験して社会人になるというコースが当たり前の時代がありました。しかし今はどの世代も苦戦しています。勝った経験がないんです。
勝つことで知る世界があります。大きな喜びもありますが、今まで感じなかった重圧を感じることもあるでしょう。そしてもっと頑張るという意欲、必要性を感じることもあると思います。
便利な時代で試合を見に行けなくても試合の様子をYoutubeなどで見ることが出来ます。監督も不在で少ない選手で良く戦ったと思いますし、中でも片岡投手の頑張りは素晴らしかったと思います。高橋投手の後はこの投手が頑張ってくれると確信出来た感じです。この大会のようにキレの良いライズボールを常に投げられるように、さらに努力して行ってもたいたいものです。
おめでとうございました。
高知パシフィックウェーブJr.
我ら塁球部には高知パシフィックウェーブJr.が紹介されていました。これはたまたま今月に掲載されたってことなんでしょうけど、10年ぶりの高知パシフィックウェーブの優勝を伝える時に一緒に紹介されているのも奇遇なことです。
新たな試みであり良いことではありますが、これも高知のソフトボール界の現状を現す一つの事例でもあります。小学生、中学生のチームがたくさんあって、そこで切磋琢磨出来た時代ではなくなったということなんです。
活動内容や選手をどうやって募集しているのかも知らないんですが、写真を見て「以外にたくさんの選手がいるな!」と良く見てみると選手は最前列の子どもたちだけのようで、ここも厳しい活動になっているのかな?と思わせられました。
何はともあれこうやってソフトボールを頑張ろうと思える子どもたちがいるのは事実なので、目標であり指導にも参加することのある高知パシフィックウェーブはやはり強くなければいけないですね。
良いお年を!
何か2021年最後は「頑張れ、高知県!」になってしまいましたが、1年間ありがとうございました。私も頑張りますし、みなさんも2022年それぞれの目標に向けてソフトボール頑張って下さい。
それでは良いお年をお迎えください。