ソフトボールマガジン2020年11月号は日本リーグです。
ソフトボールマガジン2020年11月号は、先日やっと開幕した日本リーグ女子1部の特集でした。
5カ月遅れでの開幕となりましたが、やりたい選手の気持ちと新型コロナウイルスの影響をどう判断すればいいか迷う協会上層部など、いろいろな思惑のあったことでしょう。それでもなんとか開幕にこぎつけたわけですから、クラスターなどが発生せず無事全日程が終了することを祈りましょう!
何かが起こっている!?
いきなり日本の大エースを擁するビックカメラがトヨタ自動車に1-10と大敗するなど、予想外の展開もありました。心配しましたが動画を見てみると上野投手は球速も出ていましたし、失点の多くは味方のミスも絡んでいましたので、これから試合勘が戻ってくれば元の強いビックカメラが戻って来るんだと思っていました。
しかし2戦目の太陽誘電戦も2本のホームランで3失点。球速表示では分からないボールの強さ、切れみたいなものがないのかな?と思ってしまいます。それとやはり飛ぶバットの脅威ですね。「あのスイングで・・・」みたいな当たりがフェンスを越えて行きます。
それでも東京オリンピックの延期や日本リーグの開幕の遅れなど、なかなかコンディションの調整も難しかったでしょうし、モチベーションも上がっていないのも仕方ないと思いましたので、そのうち調子を上げてくるもんだと思っていました。
9月27日(日)対豊田自動織機戦を迎えます。まだまだ本調子とは言えないものの6回終了まで無失点で抑えます。さすがだと思っていましたが、7回にチェンジアップをホームランされて同点になります。そして8回にサヨナラツーランを打たれて敗戦投手になってしまいました。絶好調の時であれば1-0で完封勝利となっていたはずですが、どうも今シーズンは上手くいかないですね。
球速表示には出ないボールの強さだったり、バッターが感じる速さやキレみたいなものが落ちているのかもしれません。非科学的な話しになりますが気持ちの入ったボールと何となく投げているボール、気持ちが逃げているボールではボールの質が変わってくると思っています。
上野投手の心の中がどうなっているのか分かりませんが、打たれる理由を本人も理解出来ないのかもしれません。ただベテランになると自分の中に選手じゃない解説者のようなものが芽生えてくることがあります。若い時は打たれたら悔しいという気持ちだけなんですが、ベテランになるとこのバッターにこのボール投げたら打たれるよみたいな冷めた気持ちが出てきます。これは現役選手にとっては引退への道しるべみたいなもので危険な領域になります。
上野投手が現在どのような状況なのかは本人にしか分かりませんが、日本リーグの投手成績一覧を見てみると、こんなところに上野投手の名前があるのが信じられないようなところに名前があります。
何かが起こっているのかもしれません!?