第71回全日本総合女子ソフトボール選手権が、 2019年9月14日(土)~16日(月・祝)の3日間、 鹿児島県 指宿市・南九州市で開催されました。この大会は来年の国体のリハーサル大会として開催されたようです。
準決勝まで勝ち上がった4チームは、豊田自動織機、ビックカメラ、戸田中央総合病院、トヨタ自動車で、さすが女子はあまり番狂わせもなく、日本リーグ1部のチームが自力を発揮したようです。
準決勝の1試合目、豊田自動織機対ビックカメラは6回を終って4-4の同点。もつれた試合でしたがビックカメラが7回裏に1点を上げてサヨナラ勝ちして決勝戦に進みます。
もう一試合は戸田中央総合病院テーラー投手と、トヨタ自動車アボット投手の投手戦になり、こちらは6回を終って0-0の同点でしたが、トヨタ自動車の古澤選手が7回裏にサヨナラツーランホームランを放って勝ち上がります。
この2試合の先発投手はビックカメラ上野投手以外は外国人投手です。ここにも世界に対抗出来る投手は上野投手以外いないという現実がありますね。
迎えた決勝戦はビックカメラ対トヨタ自動車の対戦になりました。順当と言えば順当、この2チームが今年も強いという証明でもあると思います。
この試合もビックカメラ上野投手とトヨタ自動車アボット投手の投手戦になりましたが、トヨタ自働車が8回裏1点を上げてサヨナラ勝ちして、2年振り6回目の優勝に輝きました。
この2人の投げ合いを見ていると、女子のピッチャーでこのレベルのバッターを抑えるには110キロくらいのスピードボールと、正確なコントロール、キレのある変化球が必要だなと思い知らされますね。そしてそれが出来る日本人投手は、残念ながら今でも38歳になった上野投手だけと言うことだと思います。
来年に迫った東京オリンピックに向けて、もっともっと強化が必要な日本女子ソフトボールの今を現わす大会になったようです。
勝ち上がり表は次のようになりました。また決勝戦のダイジェスト動画や準決勝以降のスコアなどが、日本ソフトボール協会のホームページに掲載されていますので、そちらもご覧ください。
https://www.softball.or.jp/game/championship_woman/tournament2019/tournament.html