【ソフトボールルール】ボールデッドとボールインプレイになるとき
試合中によくあるボールデッドですが、ルールブックにはどう書かれているのでしょうか?
見てみましょう!
ボールデッドになる場合
ルールブック9-1項 ボールデッドには次のように書かれています。
1、審判員が”タイム”を宣告したとき。
2、球審がプレイと直接関係のない他の義務を果たすためにその位置を離れたとき。
3、投手が球を受けるか、あるいは球審がプレイを指示したのち、20秒以内に次の投球をしなかったとき。
4、無効投球が宣告されたとき。
5、投球が場外に出たり、バックネットに挟まったとき。
6、投球が打者の身体や衣服に振れたとき。
7、次打者が守備の妨害をしたとき。
8、球審が”プレイ”を宣告したのち、打者が10秒以内に打撃姿勢をとらなかったとき。
9、打者が片足を完全に打者席外に踏み出して打ったり、バットに当てたとき。
10、打者が不正バットあるいは変造バットを持って、打者席に入ったとき。
11、投手が投球のために投手板に触れたのち、打者が反対側の打者席に移ってアウトになったとき。
12、打者が捕手の守備を妨害したとき。
13、打球がファウルボールになったとき。
14、打球が直接あるいは間接に競技場外へ出たとき。
15、打者走者が、スリーフットレーンの外側を走って野手の守備を妨害したとき。
16、打者走者が後ずさりアウトになったとき。
17、打者走者が本塁上のプレイを妨害したとき。
18、フェアボールが投手を含む内野手に触れる前、あるいは投手を除く内野手を通過する前に、フェア領域上の離塁中の走者か審判員に触れたとき。
19、走者が投球より早く塁を離れ、アウトを宣告されたとき。
20、走者が野手の処理し損なった打球を故意に蹴ったとき。
21、アウトを宣告された打者・打者走者・走者が守備妨害をしたとき。
22、走者が故意に逆走して守備を混乱させたとき。
23、走者が球を持っている野手に、落球を狙って衝突したとき。
24、送球がブロックされたりオーバースローになったとき。
25、野手が”故意落球”をしたとき。
26、野手が打者の視野内に位置したり、守備位置を変えたりして、故意に打者を惑わすような行為をしたとき。
27、野手がボールインプレイの球を競技場外に出したとき。
28、ベースコーチが本塁方向に走って、本塁への送球を誘ったとき。
29、攻撃側のメンバーが守備妨害をしたとき。
30、放置された用具に送球が触れたとき。
31、打球・送球および守備者が、打者・走者の頭から離れたヘルメットに触れて守備の妨害になったとき。
32、チームメンバー以外の者が競技場内に入り、守備妨害したとき。
33、打者が故意四球を得たとき。
34、ボールインプレイになる場合を除くすべてのとき。
ボールインプレイになる場合
ボールインプレイについては9-2項に、次のように書かれています。
1、球審が”プレイ”を宣告したとき。
2、投球動作中に、投手の手から球がスリップしたとき。
3、投球が本塁に達する前に地面に触れたとき。
4、打者に”ストライク”が宣告されたとき、および打者に”第3ストライク”が宣告されたとき。
5、打者に”ボール”が宣告されたとき、および打者が”四球”を得たとき。
6、打者がフェアボールを打ったとき。
7、打者が打ってファウルチップになったとき。
8、飛球が補給されたとき。
9、インフィールドフライが宣告されたとき。
10、フェアボールが投手を含む内野手に触れたのち、あるいは投手以外の内野手を通過したのちに、フェア地域上またはファウル地域上で審判員や走者に触れたとき。
11、打球が転がって、打者の落としたバットにフェア地域で触れたが、打者に妨害の意図がないと審判員が判断したとき。
12、走者が塁の占有権を得たとき。
13、走者が野手の触球を避けるために、走路から3フィート以上離れて走ったとき。
14、走者がタッチアウト、またはフォースアウトされたとき。
15、走者が前位の走者を追い越したとき。
16、走者が逆走塁をしているとき。
17、走者のタッチアップが早過ぎたとき。
18、走者が進塁を放棄して場外へ出て、アウトを宣告されたとき。
19、固定してあった塁(ベース)が移動したとき。
20、送球が野手を通り抜けて、プレイ可能な地域にとどまっているとき。
21、送球が審判員や攻撃側のプレーヤーに触れたとき。
22、試合中断後プレイが再開され、走者が塁に触れに戻らないでアウトを宣告されたとき。
23、ボールインプレイの球が競技場内に立ち入りを許された者(カメラマン、グランドキーパー、警察官など)に触れたとき。
24、送球が、偶然ベースコーチに当たったとき。
25、他の走者以外の者が走者の身体に触れ、走塁を援助したとき。
26、ボールインプレイの投球・打球・送球が、守備側のプレーヤーのユニフォームまたは用具の中に球が入ったり、挟まったとき。
27、ボールデッドになる場合を除くすべてのとき。
ディレードデッドボールになる場合
1、不正投球があったとき。
2、打撃妨害があったとき。
3、走塁妨害があったとき。
4、野手がグラブ・ミット・帽子などを故意に投げて、送球やフェアの打球に触れたとき。
5、球審が捕手の塁への送球を妨害したとき。
まとめ
こんなことまでルーブックには書いてあるのかと、事細かに想定されるプレーについて規定されていますね。
普段当たり前のように思ってプレーしていますが、すべてこのルールの中で許されたことであり、しっかりコントロールされていることがよく分かります。
赤字にしてある部分については審判員の判断によることになりますので、このあたりがよくもめるプレーになったりしますよね。
警察官が競技場内に入っているのは見たことがありません。ここまで想定している日本ソフトボール協会はすごいです(笑)